我家には、昨年よりボスから預かっているレモンとキンカンとフィンガーライム2種類の計4種類の柑橘系を育てております。
柑橘系の植物は育てたことがないので、真冬の寒さをどのように冬越しさせたら良いものかと思いましたが、結局は家の中に入れ、日が当たる縁側に避難させることにしました。我が家の縁側は、ちょうど南側に位置しており、日当たりはバッチリです。
どうせレモンもあることだし、この際柑橘系の植物をちょっと増やそうかなと思い、私の大好きなキンカンと未知の植物であるフィンガーラームを買って挑戦してみることにしました。
ボスと私とで2種類の冬越しの方法を試してみました
・ボス(レモン)
置き場所は外で冬越しをさせました。
簡易ハウスというか、籾袋でハウスのようにビニール袋で全体を囲う方法をとり、水やり用の穴を空けて外に置きました。
その際、直に地面には置かず、ブロックの上に置きました。
今年は春(4月)になっても霜がおりることがあり、少し暖かくなったなあと思いビニールを取ってしまったら、タイミングが悪く霜にやられてしまったそうです。
春は日差しが暖かくなって来ても、霜には要注意です。
・私(レモン・フィンガーライム・キンカン)
置き場所は家の中で、南側に面している縁側に置きました。
日当たりは良好です。
私は家の中なので霜の心配は全くなく、全然大丈夫でした。
しかし水は少しではありますが、定期的にやっていたのですが、乾燥しすぎたのか、フィンガーライムの枝の先が枯れた状態になってしまいました。
葉っぱも春には全部落ちてしまう事態になり、全くどのような姿になるのか今後想像もできません。
温かくなるまで様子を見ることにして、水をやりながら観察することにしました。
でもこの先を考えると、鉢も大きくしていかなければならないので、家の中に入れられる限界は来るかもしれませんね。
やはり柑橘系の植物は売られている時は温室に置いてありますので、いざ暖かい環境から外に出してしまったり、家の中でも寒い所に置くと環境の変化でどのようになるのかが、初心者の私には今いち分かりませんし、様子を見るしかありません。
しかも、見栄えが良いように実がついた状態で売っているものも多く、その実が実際に直ぐに食べられる状態であるのか、判断に困った経験もあります。ちなみにレモンは購入時に実がついており、しばらくそのままにしておき、時季が過ぎてもあまり変化がなかったので、取って食べたところ、みずみずしくとても美味しいかったです。
しばらくして春に温度が上がり始めたら、レモンに変化が出てきました。冬にバッサリと枝を切ってしまったのですが、無事に小さな芽が出てきてくれました。その本当に小さな芽を見た時は嬉しかったですね。こんな何もない枝から芽が出るのか?とビックリしました。芽が出てきてくれればこっちのものです。これでレモンは大丈夫かな?と一安心しました。
あとはフィンガーライムとキンカンですね。環境の変化もあると思いますが、春になりかなり温度が上がったところで外に出してみたり、夜は中に入れたりとを繰り返し、温度が一定して暖かくなりはじめてからやっと完全に外に出しました。
段々と日増しに暖かくなりだしたらやっと小さな芽が所々葉の根本から出てきました。
キンカンはある程度想像できますが、フィンガーラムは一切の情報がありません。売っている方達の情報も少ないです。もともとオーストラリアの植物なので、日本との気候が違い過ぎるということもあり、詳しい育て方は分からないようです。
私も情報は少ないですが、興味がありましたので実験的に購入した訳ですが、買ったからには実がなるように成功させて、食べてみたいものです。
未知の植物にワクワクがとまりません。最近の新潟も年々冬の寒さが一段と厳しくなってきたように感じます。昔よりマイナス気温が多くなりました。本当に寒さが年々身にこたえます。
農家の方のように立派な温度調整ができるハウスがあれば問題ないのでしょうが、一般家庭の私はなかなかそうはいきません。そんな新潟の地で柑橘系の植物を初心者がどのように育て生かすことができるのか、只今実験中ではありますが、情報があるならば吸収し、独自の育て方を確立させたいと思っております。まだまた未知なので、今後の成長がどうなることやら・・・。
フィンガーライムとは
南東クイーンズランド州から北部ニューサウスウェールズ州にかけての乾燥した熱帯雨林の地域が原産で、オーストラリアの先住民であるアボリジニが古くからジャムなどにして食べていた果実だと言われています。
樹木の高さは2~7メートル程にもなり、枝が蔓状に伸び、まさにブッシュになるのですが、その細い枝にも鋭い棘が沢山付いている為、収穫も大変だそうです。
本当に細かな棘が沢山ありますので、ちょっと触れただけでも「痛い!」とビックリしてしまいます。
「フルーツキャビア」や「キャビアライム」や「ブッシュキャビア」などとも呼ばれています。
フィンガーライムは、柑橘類の中の「香酸柑橘(こうさんかんきつ)」です。
香酸柑橘とは、一般的なみかん類に比べて香りや酸味が強いため、生食よりも薬味や風味付けのために用いられることが多い柑橘類です。ライム以外にもレモンやゆず、カボスやスダチなどが含まれます。
果実は10~20gくらいで長さは4~8cmほどです。細長い形をしています。
表皮の肌質は他の柑橘類と似ており、緑や茶色や黒っぽい色が多いです。
果肉は赤やピンク、紫、緑、白などとてもカラフルです。細かく分けると約200種類あるといわれており、味も香りも種類ごとに違うのも魅力的です。
切った時にライムのようなさわやかな柑橘の香りがするそうです。
中にはキャビアのように細かな丸く粒になった果肉が沢山あり、果実を指でつまむと中からムニュムニュと粒が出てきます。
その際果汁はほとんど出てきませんが、そのプチプチとした粒を噛むと中から果汁がはじけ、柔らかい酸味と香りが感じられるそうです。
その色の豊富さや見た目の可愛らしさ・食感で高級食材としても人気があるようです。
レモンはというと、昨年買ったばかりの時はハウス育ちだったので花と実が最初からついていました。販売用に見栄えの良いように作ってあるのですね。しかしハウスから外の環境に移した関係でしょうか、残念なことに花は沢山あるのに実は生りませんでした。ボスの家にある、私の家のレモンより後から買ったレモンはちゃんと実を付けたそうです。私の預かっているレモンは今年はどうなるかなあ?全然わからんなあ。
昨年は冬越しさせるために枝をかなり切り、その中から良さそうな枝を3本挿し木にしました。
丁度良いスペースが無かったので、実験も兼ねて、バラの大きな鉢の隅に3本挿して、そのまま外で冬を越させました。私もスパルタです。寒さに弱いレモンが無事に挿し木が成功するのか、楽しみでしたが無事に枯れずに冬を越すことに成功しました。しかし1本が残念なことに枯れてしまいました。でもあと2本ありますので、実験は続きます。
枯れた枝を見てみると、ちゃんと根が出ていました。これには一安心で嬉しかったです。たとえ枯れたとしても、根がちゃんと出ていれば成功です。
今のところ残りの2本もちゃんと緑色をしているので枯れていません。
つい最近バラの1番花が終わったので、枝を切っていたら、挿し木に芽が出ていました。小さな芽です。それを見ただけでも嬉しいものです。
今の段階ではちゃんと育っている証拠ですよね。今度ボスが来たら見せようかな。
今年バラの植え替えをする時に小さな鉢に挿し木を植え替えてあげれば良いかなと計画しております。そうすればレモンを増やすことができますもんね。楽しみが増えました。
なにげなくネットでレモンのことを調べていたら、小さな枝を挿し木にしている人を丁度見つけて知ったのですが、挿し木で増えるとはラッキーだなあ。
家で無農薬のレモンが収穫できる日を楽しみに頑張って育てようと思います。
無事にレモンを育てることに成功したあかつきには、欲しいレモンの種類があるので、今度は自分で買ってみようかなと密かに思っているしだいです。でもだんだんと鉢ばかり増えて置き場所が無くなってしまうし、良い管理の仕方も考えつつ、実験を続けたいと思います。
ちなみにレモンの木に、今年も可愛いアゲハチョウの幼虫がいます。よく柑橘系の木に卵を産むと言われていますね。隣の家のゆずの木にもアゲハチョウがよく飛んできます。驚くことにアゲハチョウってどういう訳か私にも寄ってきます。しかも私めがけて飛んできます。人が怖くないのでしょうか?レモンの葉がご飯のため日増しに葉っぱがかじられておりますが、可愛いので許しちゃいましょう。
でもこれがまだ1匹だから良いですが、いっぱいいたら葉っぱが無くなってしまい大変な事態になってしまいますね。
昨年も1匹いて無事にサナギになり飛び立っていったと思いますが、今年もキレイなチョウになり飛び立っていってくれることを願うことにしましょう。
レモンを育て始めて、我が家の仲間がまた1匹増えました。
いや~植物って良い物ですよね!日々の成長が著しいです。
日々観察していると、芽がドンドン大きくなっていく様子が分かるので、植物の生育の速さには驚かされます。これから日増しに暖かくなりますので、植物にとっても良い季節となり、変かも出てくると思います。
面白いご報告ができることを期待してしばし待つことにいたします。