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我家の野良猫観察日記:現在進行中~子猫ちゃん達が元気です~

日々の生活

我家には野良猫達がご飯を食べにやってきます。
日頃住んでいる町内でも、そんなに猫を見かけることは無いので、野良猫達はいったい普段は何処にいるのやら?!という感じです。

我家が野良猫達と関わるようになったのは白猫のルナさんが始まりです。遠い昔、私が生まれるず~と前には今とは別の家で猫を飼っていたと聞いています。すごく賢い猫だったようです。
思い返せば、今から4・5年くらい前に妹に頼まれて雌猫のルナさん(野良猫で白猫)を一時我が家で飼ったことがありました。5ヶ月ほどで妹の家で飼うことになり、我が家からは居なくなったのですが、ちょうどその頃、他の野良猫君達がやっぱり動物の感なのでしょうか、匂いなんでしょうか、何匹か来たことがあったので、その頃から入れ替わり立ち代わり、色々な猫が来るようになりました。中には繁殖期に家から出てきたのか、首輪を付けた猫が来たこともありました。通りすがりって感じで、茶トラの男の子だったのですが、ご飯の催促だけされて、ご飯を食べたらサッサと居なくなってしまいました。次の日は来なかったので、多分腹が減っていたのでしょうね。でも不思議ですよね、何で我が家でご飯が貰えること知ってるの?

野良猫ちゃん達はどうして、ご飯がもらえることが分かるのか本当に不思議だなあとつくづく思います。世の中でよく話を聞く、「猫会議」・「猫集会」が本当に存在するのでしょうか?本当にしているのなら、見てみたいものですね。

私はもともと犬派なので、猫は飼って世話をするのが大変な動物だと思っており、「猫って我儘で、人の言うこときかないんでしょう?」と認識しておりました。
しかし、実際猫を飼ってみたら日々驚きの連続で、毎日が未知の世界です。日々経験したことのない全く見当もつかない出来事の連続。
まず驚いたのはルナさんが我家に来て1日目、朝突然狩りをしており驚きました。
急に大きな音がしたので見に行ってみると、なんと口に小さなネズミをくわえており、口からネズミの尻尾がニョロ~ンと出ておりました。
まあ、その衝撃ときたら、初めてそんな光景を見て、ショックと言うか驚きと言うか、「猫って本当にネズミをとるんだあ」と感心したのを覚えております。今はもうルナさんは亡くなりましたので思い出です。
そう言えば、家に入れた時に先ずは匂いをかいで、戸の敷居の所に座っていました。後から思えば、そこはネズミの通り道だったんですね。
ルナさんがネズミを捕まえてくれるまでは、家の中にネズミがいるなんて思ってもいなかったので、ルナさんに感謝でした。

そこから何年も経ちましたが、我が家に遊びに来る子達の中で、三毛猫ちゃんが来るようになりました。その子は冬の間夜中にご飯を食べに来ていた姉妹の三毛猫の1匹だと思うのですが、春になったら昼間顔を出してくれるようになりましたが、野良猫ですので警戒心がものすごく強くて、絶対に触らせてくれません。何時も近くもなく、遠くもなく丁度良い距離を保ちながら、そばにいる子でした。

ある日お腹が大きいことに気づき、妊娠していることが分かりました。猫の妊娠期間は短いので、人間が考えているうちにドンドン時間は経っていってしまいます。おまけに警戒心が強く、捕まえられないし、どうしようかなあと姿を見るたびに考えておりました。私も覚悟を決め、子猫が何時生まれても良いように、場所を考えて道具の整理などもして準備しておりました。
しかし、猫のことは未知の世界でどのような行動をするのかが、全く予測もできません。いくら私が居場所を作ってやったからといって、その場所で産んでくれる野良猫なんているわけがありません。

もう何時生まれても良いくらいお腹がパンパンに大きくなった頃、今でも鮮明に覚えておりますが、ミイちゃんが何時もの鳴き声と明らかに違う大きな声で鳴くんです。私も縁側にいるミイちゃんの所に何事か?と思い行って「ミイちゃん子供生まれるの?」と聞きました。ミイちゃんは大きな声で鳴きながら私の顔をジーっと見つめて去って行きました。私はもう生まれるから教えてくれているんだろうと解釈しました。

ミイちゃんが行ってしまってから、翌日も毎日来てたのに来ないので、本当に生まれたのかと心配しておりましたが、2日後に三毛猫ちゃんがご飯を食べに来たではありませんか。よ~く見るとお腹は膨れていない‼この子はミイちゃんか?と不思議に観察をしておりましたら、その子はミイちゃんでした。やっぱり子供を産んでいたのですね。それにしても産後なのにもうそこまで動けるものなのか?!と動物の生命力の強さに驚かされました。すごいですね本当に動物って・・・。人間じゃ無理ですもの。

それからというものミイちゃんは大忙しです。今度は自分だけではなく子供達がいます。栄養を沢山つけて子供達におっぱいをあげなきゃいけないですものね。ご飯を食べにきてはサッサと食べてそんなに休むこともなく足早に子供達の元へ戻るのでしょう。その時点では子供達の情報が一切ないので、何匹産まれたものなのか全く分かりません。いったい何処で産んだのやら・・・。安全な場所なのだろうか・・・。でも我が家の近くで産んだことには間違いないはずです。少しでも人間から隠れていられる安全な所に居れば良いのですが、心配でたまりませんでした。

そんなミイちゃんの行動が続き、出産したと思われる日から丁度1ヶ月が過ぎたあたりで、ある日突然ミイちゃんが!なんと子供を連れて来たではありませんか。いやあ私もミイちゃんに日々言ってましたよ、「危ないからチビちゃん達、連れておいで」ってミイちゃんはちゃんと私の言うことが分かっているのですね。私の言葉を理解してくれているようです。

先ずは、ある日突然1匹の茶トラの子を連れてきて、我が家の押し入れに入ってしまいました。私も突然のことなのでものすごくビックリしました。ミイちゃんだけ押し入れから出てきても、子猫はそのままなので、私が押し入れから出してあげたら、また子猫をくわえて何処かへ連れて行ってしまいました。今のはいったい何なんだ?見せに来てくれたのかな?と思っていたら、またしばらく日数が経った頃、今度は順番に子猫を移動し始めました。何事かと思い観察していると、順番にくわえて子猫を運んでいます。「やっぱり私の言った事覚えているのね!」と思いました。
やっぱりミイちゃんは体が小さかったから、2匹くらいしか産まなかったのかなあ?なんて勝手に思って見ていたら、他にも子猫がいる様子。走り去っていくミイちゃんの後ろ姿を観察していると、何メートルかおきに子猫を順番に運んで移動してきているようでした。私の家からほんの数メール離れた、分家のクーラーの室外機の所にも2匹、その先のまた数十メートル離れた所にも走って行きました。いったい何処で産んだんだろう?!と不思議に観察しておりました。そのままずっと見ていても親も子猫もビックリしてしまうので、しばらく近づかないようにそっとしておくことにしました。そうしたら、移動し始めてその日のうちに、合計6匹連れてきました。私も見るたびに子猫が増えているので、ビックリの連続でした。

ミイちゃんこんな小さな体でよく6匹も産んだなあと、母は強いなあと感心しました。まさか6匹もいるとは・・・。
それからが大変です。ミイちゃんが我家の縁側にある物置スペースに子供達を連れて来たので、そのスペースを少し片づけて、子猫ちゃん達が動きやすいように、少しだけ整えました。流石に小さな子達でも警戒心が強く、人間のことも知らないので、道具をむやみに動かして驚かせることはできません。もう少し子猫達が大きくなってから少しずつ道具の整理をすることにして、道具はしばらく猫達が落ち着くまでそのままにし、子猫ちゃん達6匹を日々見守る生活が始まりました。

子猫達が我が家に来てからの様子の変化について

★生後1ヶ月目(我が家に来た頃)

先ずはエサの心配です。子猫って何を食べさせたら良いのやら?あまりにも小さいので、歯の様子も分かりませんし、子猫用のカリカリも食べられるのかも分かりません。とりあえず間に合わせに近くのコメリへ直ぐに行き、子猫のエサを買って来て用意しました。
まずは食べられるか分からないので、パウチのウエットフードを皿に入れ出してみることに。
そうしたら見事に食べてくれました。1ヶ月が過ぎているので、パウチは食べられるようです。じゃあ、カリカリはどのくらい食べられるのだろうかと、翌日はパウチのフードにカリカリを少しまぜてみました。それも見事に食べてくれました。でもカリカリはもしかしたら、丸飲みだったりするのかしら?とも思いましたが、ウエットフードにまぜているので、ちょっとは柔らかくなっているから、大丈夫かなあとも思いました。

その後、エサをやろうにも子猫は流石野良猫です、産まれたばかりですが警戒心が強く、誰も触らせてくれませんし直ぐに逃げてしまいます。
近くに行くと直ぐに逃げて物置の奥に入ってしまうので、そっとエサを置くようにして、その場所から離れると物置の奥から静かに様子を窺いながら出てきてご飯を食べておりました。様子を見ようと近くに行くとやはり直ぐに逃げてしまうので、そばに行くことはできませんでした。

母親のミイちゃんはと言うと、我が家に子供達を連れて来て安心したのか、1日中ほとんどの時間を我家の縁側で過ごすようになり、急いで子供達の元に帰ることも無くなったので、穏やかな表情で安心して過ごせていたのではないでしょうか。数時間ごとにおっぱいをあげておりました。
一斉に6匹がおっぱいに群がる様子はすごいですね。初めて見ました。ミイちゃん小さな体で大変です。母は強いものですね。

★生後2ヶ月目頃

ミイちゃんが頻繁に狩りに出かけるようになり、7月~8月頃はカエルなどエサも沢山いたようで、毎回トノサマガエルを捕まえてきて、子供達の所に来ると「戻って来たよ~」と言わんばかりに鳴いて、毎回声掛けをしながら戻って来ました。ミイちゃん狩りが上手です‼

その頃の子供達のエサは、カリカリちゃんと食べられているのかなあ?と心配しておりましたが、ミイちゃんが捕まえてきたトノサマガエルを食べている姿を見てしまった時には、もうその心配も吹っ飛びました。だってアマガエルの何倍も大きいトノサマガエルをペロッと食べてしまうんですもの。これは人間のいらぬ心配なのだなあと思いました。全く心配しているのは人間だけのようです。自然界では当たり前の行動なのです。野良猫は狩りをしなければエサは食べられないのです。
こういう光景を目の前で見ていると、「可愛くて、まだまだ小さい子猫でも、立派な野良猫なのだなあ」と思い知らされますね。

その後は案の定大事件発生です‼
ちょうど兄弟が同じ時期に吐くようになりました。猫だからやっぱり吐くのかなあなんて最初は思っていたのですが、なにやら様子が違います。
ある日吐いた嘔吐物を観察してみると、「いた!いた!やっぱりなあ・・・」回虫発見‼見事に元気に動いておりました。直ぐに動画と写真を撮りました。私は回虫は初めて見たのですが、明らかに動いているので直ぐにネットで調べました。なるほどこれが回虫ねえ。細い紐みたいな?ソーメンみたいな?ものがクネクネ動きます。いっぱいいるとすごい光景です。
またその数日後、夜中に様子を見に行ってみると、なにやらまた吐いたようで嘔吐物がありました。直ぐに外へ出て見てみると「いた~‼マンソン‼いた~‼」やっぱりマンソンがいました。

マンソンとは

マンソン裂頭条虫(れっとうじょうちゅう)のことで、猫に寄生する「条虫(英名:Tapeworm/テープワーム)」の一種です。平たく細長いテープのような形でで、大きさは最大1m~2mになることもあります。条虫やサナダムシなどと呼ばれるこれらの扁平動物(へんぺいどうぶつ)は、細かく分類されており、そのほとんどが数種類の宿主を持ち、宿主を変えながら成長します。
第一中間宿主(だいいちちゅうかんしゅくしゅ)は、ケンミジンコであり、第二中間宿主はカエルやヘビ。これらを食べることによって、最終宿主の猫の小腸に寄生し、成虫へと発育するのです。

回虫とは

猫回虫(Toxocaracati)もしくは犬小回虫(toxascarisleonina)が感染することで起こる寄生虫症です。成虫は長さ5~10㎝くらいの白い糸状の虫です。小腸に寄生し、雌はたくさんの卵を産みます。自然界で生きている鳥やネズミや虫などは、体内に寄生虫の幼虫や卵を保有していることが多いので、そのような獲物を餌にしてしまうと、猫の体内に取り込んでしまうことが多いようです。母猫が回虫症に感染していた場合、その母猫から産まれた子猫は、母乳を通して感染してしまうことがほとんどだそうです。

マンソンを初めて見た時は本当に驚きました。ルナさんが我家に来て次の日の朝、仕事へ行く準備をしていたら、ルナさんがトイレに入っていました。終わって出てきた瞬間、「お尻から紐?何だこれ?」もうビックリしたのなんのって、思わずお尻から引きちぎりました。今思えば、キレイに引っ張って出してやれば良かったのかなあとも学習しました。引きちぎってもまだ体内にいるってことですものね。出してやればスッキリしたかもしれませんね。初心者なのでどのようにしたらよいのか分からず、ちょっと後悔した体験でした。その後数回紐のような物が出てきたので、動物病院へ連れて行き診てもらったら、マンソンでした。この虫は薬を飲まないと絶対に駆除できないと言うことで、その日から薬を確実に飲ませて駆除しました。その後は食べ物に気を付けていたので、マンソンは出てくることはありませんでした。
そのようなルナさんの経験もあって、マンソンだと直ぐに分かりました。何回か見ているので慣れてしまった自分が怖いですが・・・。もう「キャー気持ち悪い!」なんて言っている暇はありません。夜中ですが参考に写真も撮っておきました。
下は回虫とマンソンの写真になります。(気持ち悪いですがすみません)

野良猫はカエルなどを食べるので、マンソンが出てきても仕方がないことです。ちょうど子供達が吐き始めた時期が、マンソンが成長して大きくなった時期と重なっているはずです。マンソンが成長して大きくなると、吐いたり、排便といっしょに出てくるのです。いったん出てしまうと、猫もなにやらスッキリしている感じはあります。
親がカエルを与えているうちは、虫が出てきても仕方がないことです。猫にしてみれば狩りを教えて食べさせて学習させている訳なので叱ることも違いますよね。そうだと分かっていても流石に人間は見ていると良い気持ちはしませんね。

子猫達も吐いたり血便があったりしていたので、病院へ行き診てもらうとがありグッタリしていました。病院で2匹診察してもらい、この様子だと他の兄弟も同じようにマンソンがいるだろうということで、6匹分の回虫とマンソンの駆除の薬を処方してもらいました。1匹1匹的確に薬をやらなくてはならないので、ちょっと大変でした。先生にも写真を見ていただいたら「わ~オンパレードねー」と驚かれました。「これだけ一度に出たの?」って言われるほど、いっぱいいましたもん。本当に多くて驚きでした。

しばらくして元気になると、行動範囲もドンドン広がって来ますので、高い塀に登ったり、隣の分家の庭に遊びに行ったり、色々な所へ行くようになり、危険だなあと思い心配で、危なっかしくて見ていられませんね。道路もあるので、「車は危ないんだよ!」と言うのですが、猫が言うことをきくはずもありません。危ないことをしないように、すぐに駆け付けて見守っている毎日です。

そろそろ3ヶ月に近くなった頃、里親募集のチラシも動物病院に貼らせていただきました。有難いことに先生のご厚意に甘えさせていただくことにいたしました。
すぐにチラシを作り貼っていただきました。
我がボスも出力してくれて、会社に貼ってくれたり、取引先の方にも呼び掛けてくれました。幸運なことに直ぐにお声がかかり、茶トラ君が2匹里親さんのもとへ迎えてもらえることになりました。
2人の友達同士の里親さんで、2家族とも既に自宅で猫を飼っていらっしゃる方々だったので、猫に慣れているということでホットしました。
家に来ていただいた時に性別の確認もしてもらったのですが、全部みごとに雄ということでした。私は2匹くらいは雌かなあなんて思っていたので、こんなこともあるんだなあと思い驚きでした。動物病院の先生も写真を見せた時に「雌も居るんじゃないの?」なんて言っておりましたが、全部雄とは・・・。よくネットで調べると半々くらいの性別で産まれるなんて表記されているサイトも多かったので、私もてっきり半々くいらいいるんだろうなあなんて軽く考えておりましたが、結果は全く違っておりました。2家族が来られて引き渡す時も、あまりの元気のよさに捕まえるのに2時間掛かりました。子猫ちゃん恐るべしです。

その後しばらく経ち、不運なことに外で遊んで帰ってきた茶トラの1匹が目にケガをして帰ってきました。縁側で見てもうビックリです。「え?!目(瞳)が見えない!」もうその姿を見て、直ぐに抱きかかえて、キャリーにいれ病院へ駆けつけました。最悪なことにその日は休診日でした。行ってから気が付きました。もう正常な判断ができないくらい私はパニックになっていたのでしょう。携帯電話も忘れてしまったと思っていたら、ズボンのポケット入っていましたし、もう私は何をやっているのやら。
仕方がないので、翌日の朝一に病院へ連れて行き、診察していただきました。先に診察をされていた方が数組おりましたので、待合室でそのまま待っておりました。もうソワソワして仕方がありませんでした。呼ばれて診察室に入り診てもらうと、「これはひどいね。瞬膜が腫れているね。ひどいと治らないこともあるからねえ。」と先生。瞬膜の隙間に異物が入っていないか確かめていただき、運良く異物は入っていませんでした。飲み薬と目薬をもらい、自宅へ帰りました。先生方も帰り際に「その後貰い手は見つかりましたか?」と気遣っていただき、有難いかぎりです。

妹にもヘルプをお願いしていたので、早速コメリへ行ってケージを買って来てくれました。帰って直ぐに隔離し、薬や目薬をしっかり与えることにしました。その為にはしばらく兄弟とも離れ離れになりますが、許してちょうだいね。まあ、その日から夜泣きが酷かったこと・・・。

参考までに我が家の動物達を毎回診ていただいているのは、五泉動物病院の先生方です。
とても頼もしい先生方ですのでオススメです。分からないことがあったら是非聞いてみてください。丁寧にいっぱい良いアドバイスをいただけますよ!

★生後3ヶ月目頃

子猫達は順調に成長し、体もずいぶん大きくなりました。性格も全員違います。我が家にいる残りの4匹も毎日見ていると本当に楽しいものです。茶トラが4匹、白茶が1匹、サバトラが1匹産まれましたが、茶トラ4匹は比較的育てやすい気がします。中でも1匹はとても人懐っこくて、私に抱かれてきます。抱かれてこられると動物好きの私にとっては嬉しいかぎりです。基本的には野良猫なので決してベッタリと寄ってくるわけではありませんが、エサやトイレの世話をしている私には他の人よりは馴れています。これは世話をする人の特権です‼

この頃になると母親のミイちゃんに変化が出てきて、だんだんと家にいる時間が短くなりました。
子供達がおっぱいがほしくてミイちゃんの所に行くと、嫌がる素振りをするようになりました。
なるほどなあ、子離れが近づいているんだなあと私は直感いたしました。
私は子猫の世話をするのは今回が初めての経験です。家に来た時からずっとミイちゃんが子猫達に付き添っていてくれたので、親が育児放棄することなくちゃんと母乳をもらって育ってくれました。その点はミイちゃんに感謝です。
3ヶ月と1週間ほど経った頃でしょうか、ミイちゃんがとうとう姿を現さなくなりました。そう言えば、最後に見た夜、私の顔を見てやけに鳴いていたことを後からになり思い出しました。何時もは夜になると縁側で静かに皆で寝ていたりするのですが、その日にかぎって、夜中に様子を見に行った私に向かって寄って来て鳴くのです。私も何か何時ものミイちゃんと違うなとは思ったのですが、気のせいかなと思いそのまま声を掛けて部屋に戻りました。翌日からもうミイちゃんは来なくなってしまいました。後から後悔しても遅いのですが、あの時‼戸を開けて、ミイちゃんの話を聞いてあげれば良かったなあと思いました。
野良猫のことは無知な私で申し訳ないのですが、雌猫が子供達を遠ざけるのは、動物はみんなそうなので理解していましたが、母親から子供達が離れていくものと思っていたのです。でも今回の状況はその逆です。母親が子猫をそのままにし、自らが姿を消してしまいました。
野良猫ってこういうものなのでしょうか?初めて知りました。実際経験してみないと分からないものです。
現在でもミイちゃんは来ないので、もう来ない可能性が大きいですが、ミイちゃん来ないかなあと思って毎日待っています。シロ君にも「ミイちゃん来ないねえ、見なかったかね?」と何時も聞くのですが、シロ君も「う~ん」としか答えてくれません。もしかしたら近くに居ないかもしれませんね。残念なことをしてしまいました・・・。
ミイちゃんに会いたいなあと思う今日この頃です。

3ヶ月を過ぎたころ、動物病院でチラシを見たと言う地元の方から、仲介ではありましたがお電話をもらいました。知人が子猫が欲しいと言うお話だったので、「3ヶ月でけっこう大きくなりましよ、猫を飼った経験はありますか?、引き取っていただける場合は病院で健康診断を受けてください」などと基本的なお話をさせていただき、その場は電話を切りました。翌日知人の方に確認していただき、再度仲介の方から電話をいただきました。結果はダメでした。以前に4ヶ月の子猫を飼った時に「全く懐かなかったので、2ヶ月くらいの小さい猫が良い」という理由でした。まあ御縁が無かったと言うことは残念ですが、仕方がありません。しかし猫が懐かないとは、いったいどういう人なんだあ?と私の中で疑問だけは残りました。大人の野良猫でも懐くのになあなんて思いましたが、その人に懐かなくては仕方がありません。

現在我家にいる子猫達も大分慣れてくれました。白茶の子やサバトラの子は本当に警戒心が強くどうなることやらと心配しておりましたが、「ここまで慣れてくれたか!」と嬉しくなります。日々成長です。他の子に接している私の様子も見ているので、「この人は大丈夫!」と早くベッタリ触れるようになりたいですね。でもサバトラ君が手にポンポンとタッチしてくれるので可愛いです。お腹がすいた時は、走り寄って来て手をポンポンと出してきたり、テーブルの下から、歩いてる私の足にちょっかい出したりするので、こんなことしてくれるようになったのかと、嬉しいかぎりです。白茶の子はとにかく食欲旺盛で、一番小さいからチビと呼んでいるのですが、体も立派になりました。でも茶トラ君達と比べると、サバトラと白茶の子は明らかに小さいです。これは毛色の差なのでしょうか?

私は当初、我が家に遊びに来ている野良猫のシロ君が父親で、母親が三毛猫のミイちゃんだと思っておりました。しかし産まれてみると、三毛猫は1匹もいないし、茶トラやサバトラの毛色でした。他に父親が居たのかもしれませんね。そこまでは人間は分かりませんが、猫社会は未知の世界です。不思議なものですね。
でも実際のところは誰も分かりませんが、この子達は毎日のようにミイちゃんと一緒にいたシロ君を父親だと思っているのではないでしょうか。とっても仲が良いです。最近ミイちゃんが来なくなってからは、子供達にシロ君がおっぱいをねだられております。シロ君は忍耐強く優しい性格で、全く怒りもせず、子供達にされるがままの状態で寝そべっております。それを見ている私達はシロ君が気の毒でなりません。また吸われている・・・。シロ君は本当に良い子です。こんな雄猫は珍しいのではないでしょうか。普通雄猫って子猫と一緒にいることなんてあるのでしょうか?
私は母猫が世話をし、父親猫は世話はしないものだと勝手に思っておりましたが、世間一般的はどうなのでしょうか?
現在も仲良く、子供達もシロ君を追いかけております。シロ君が帰ってくれば、全員で出迎えております。子供達に慕われているシロ君であります。本当に良い子です。

時系列の様子はこのような感じです。
現在の私の感想としましては、「まさか母猫が来なくなるとは!」と、とてもショックな行動でした。
体が大きくなったとはいえ、おっぱいをねだっている姿はまだまだ子供です。シロ君のそばにいる子猫達を見るとなんだか切なくなってしまいますね。
今後も子猫ちゃん達は、日々可愛らしさが増していくと思います。もう手放せなくなってしまうかもしれませんが、その反面良い里親さんが現れて幸せ猫ちゃんになってくれれば良いなあと思っている自分もおります。動物好きな私には、分かっていても複雑な気持ちになってしまいます。
ボスによく「お前、まさか飼おうと思っていないよな?」って言われてしまいます。言われるとバレてるな!と思いますが、「どの子も飼いたいに決まってるじゃありませんか‼」って気持ちでいっぱいです。
これから寒い季節となります。雪が少なければ良いのですが、雪の多いこの地域ではどうかなあ?夏に産まれた子供達は白い雪を初めて見た時はビックリするのではないでしょうか。
少しでも縁側で寒さがしのげるように完全装備で冬に挑もうかと思います。
車のタイヤが置いてあるので、タイヤ交換をした時にケージや居場所を暖かく整えてあげたいと思います。
思えば会社を辞めてから私の夢は叶いました。可愛い猫ちゃん達に囲まれて生活できていますもの。
まだまだ日々子猫ちゃん達のために頑張りますよ‼

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